2012年05月08日
家造りのお話(C値)
ブログをご覧の皆さん、こんばんは。
連休明けは天気が良いですね。
我家も扇風機を押入れから出しまして、風呂上りは涼んでいます。
さて、本日は久し振りの家造りのお話。
内容は、C値。
C値(しーち)と言います。
相当隙間面積の事で、住宅のいろんな隙間の合計を延床面積で割った数値。
これがあまり知られてなく、結構大事だったりします。
なんでこれが大切なのかという事をご説明しますと、換気回数等の問題もありますが、今日の投稿内容は、家のランニングコスト、つまり「LCC」の観点からお話したいと思います。
以前、LCC(ライフサイクルコスト)に関連した内容はは投稿させて頂きました。(参照:ゼロエネルギー住宅 注文住宅)
家の隙間が少ないという事は、熱も逃げにくいという事なんですね。
つまり、夏場に涼しい室内環境を無駄なく維持する、あるいは冬場に暖かい室内環境を維持する。
もうお分かりだと思いますが、維持するためのエネルギー消費量も変わってくるんですね。
つまり、無駄な電気を使わない。 という事に繋がってきます。
では、隙間が多い家になる原因は何か? という事にも関心がいく訳です。
施工品質、工法選定、材料選定等々、いろいろあります。
今日は木造住宅においての材料選定についてお話しますね。
木造住宅の主役ともいえる、「木材」。
この木材には含水率というものがあって、強度、寸法や反り・割れの点で違いがあり、グリーン材と乾燥材とあります。
グリーン材とは、生材の事。
乾燥材では自然乾燥と機械乾燥(以下KD材)とあります。
一般的にはKD材が主流です。
木材の乾燥程度を日本農林規格(JAS)で規定してまして、含水率25%以下をD25、20%以下をD20、15%以下をD15と表記します。
含水率が低いと、乾燥による収縮が少ないという事なんですね。
ここで、一枚の写真をご覧下さい。

写真左がグリーン材。真中がドライビームという商品で平均含水率18%以下。右がPFウッドと呼ばれる含水率15%以下の木材。
もともとは、同じ寸法だった木材なんです。
こんなに収縮するんですね。
この写真は、実際にモデルハウスを訪れた時に写した写真です。
この写真を見て分かるように、収縮が少ないという事は、「隙間が少ない」という事になるんです。
この事って、当たり前の事なんですが、あまり知られていない事なんですよ

で、先程のLCC(ランニングコスト)に繋がるという事なんですね。
お客様のご予算に応じて、弊社で取り扱っている木材はD15のPFウッドという木材を使用しております。
PFウッドの詳細につては→。(参考:PFウッドって何?)
富建設ではこういった事も含め、「空間デザイン」・「ライフデザイン」・「パッシブデザイン」をご提案させて頂いております。
今日は長文になりましたが、読んで頂きまして感謝申し上げます。
新築・リフォーム、住まい造りにご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津2960番地
TEL 0997-83-0106 FAX 0997-83-0373
HP http://tomi-kensetsu.jp/ Mail info@tomi-kensetsu.jp

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連休明けは天気が良いですね。

我家も扇風機を押入れから出しまして、風呂上りは涼んでいます。

さて、本日は久し振りの家造りのお話。

内容は、C値。
C値(しーち)と言います。
相当隙間面積の事で、住宅のいろんな隙間の合計を延床面積で割った数値。
これがあまり知られてなく、結構大事だったりします。

なんでこれが大切なのかという事をご説明しますと、換気回数等の問題もありますが、今日の投稿内容は、家のランニングコスト、つまり「LCC」の観点からお話したいと思います。

以前、LCC(ライフサイクルコスト)に関連した内容はは投稿させて頂きました。(参照:ゼロエネルギー住宅 注文住宅)
家の隙間が少ないという事は、熱も逃げにくいという事なんですね。

つまり、夏場に涼しい室内環境を無駄なく維持する、あるいは冬場に暖かい室内環境を維持する。
もうお分かりだと思いますが、維持するためのエネルギー消費量も変わってくるんですね。

つまり、無駄な電気を使わない。 という事に繋がってきます。

では、隙間が多い家になる原因は何か? という事にも関心がいく訳です。
施工品質、工法選定、材料選定等々、いろいろあります。

今日は木造住宅においての材料選定についてお話しますね。
木造住宅の主役ともいえる、「木材」。

この木材には含水率というものがあって、強度、寸法や反り・割れの点で違いがあり、グリーン材と乾燥材とあります。
グリーン材とは、生材の事。
乾燥材では自然乾燥と機械乾燥(以下KD材)とあります。
一般的にはKD材が主流です。
木材の乾燥程度を日本農林規格(JAS)で規定してまして、含水率25%以下をD25、20%以下をD20、15%以下をD15と表記します。

含水率が低いと、乾燥による収縮が少ないという事なんですね。

ここで、一枚の写真をご覧下さい。

写真左がグリーン材。真中がドライビームという商品で平均含水率18%以下。右がPFウッドと呼ばれる含水率15%以下の木材。
もともとは、同じ寸法だった木材なんです。
こんなに収縮するんですね。

この写真は、実際にモデルハウスを訪れた時に写した写真です。

この写真を見て分かるように、収縮が少ないという事は、「隙間が少ない」という事になるんです。
この事って、当たり前の事なんですが、あまり知られていない事なんですよ


で、先程のLCC(ランニングコスト)に繋がるという事なんですね。
お客様のご予算に応じて、弊社で取り扱っている木材はD15のPFウッドという木材を使用しております。
PFウッドの詳細につては→。(参考:PFウッドって何?)
富建設ではこういった事も含め、「空間デザイン」・「ライフデザイン」・「パッシブデザイン」をご提案させて頂いております。

今日は長文になりましたが、読んで頂きまして感謝申し上げます。

新築・リフォーム、住まい造りにご興味のある方、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。


〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津2960番地
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Posted by 富 真也 at 19:57│Comments(0)
│富建設