2012年12月19日
「国家強靭化基本法案」に思う事・・・
ブログをご覧の皆さん、こんにちは
久し振りの投稿です
先週末の日曜日は総選挙がありましたねぇ
見入ってしまいました
自公政権になるのは必至
今年の6月に自民党が国会に提出した「国家強靭化基本法案」について、昨日のテレビでも取り上げられていましたが、今日はその事についての独り言・・・・
10年間で200兆円なんていわれていますね
バラマキ批判等の意見も出ているようですが、東日本大震災を踏まえ、災害に強い国づくりを目指し、雇用創出によるデフレ脱却を図るものです
建設業は仕事が増えていいね!! なぁんて事の話ではなくて、業界の今後の課題点みたいな内容ですね
まずは、業界の現状から・・・・・・
ここ近年の建設投資額は年々減少していますが、国内総生産(GDP)に占める建設投資の割合は、平成2年度が18.1%と一つのピークでした

投資額で見ると、平成8年度の82.8兆円が最大でした
建設投資の内容には民間建設投資と政府建設投資があり、土木工事を主体とする政府建設投資は、近年極端に減ってきています
また、2009年からはリーマン・ショックの影響もあって民間部門も急激に減少しています
世界に名立たる優良企業でも、工場の設備投資を途中で止めたり、発注した工事の工期を延ばしたりという状況ですので、ここ近年は落ち込んでいるんですね
建設会社の数を見ると、建設業の許可業者数は過去60万社あった時代もありますが、今は50万社程度に減りました

その中を見ますと、大臣許可を受けている会社が約1万社、知事許可の会社が50万社ほどの構成です
一つの都道府県の中だけで仕事をする知事許可の会社が多く、全国をまたいで仕事をしている大臣許可の会社は案外少ないわけです
次に建設業の就業者数ですが、建設業の就業者数と業者数は同じような推移を辿っており、ピーク時に約700万人いた建設従事者が、今は550万人くらいになっています

つまり、建設投資が減って、年々業者数も就業者も減っているというのが建設業の今の状況です
少し話は脱線しますが、今年の奄美群島は台風により甚大な被害が発生しました
農産物は勿論ですが、建物や道路もあちらこちらで破損し、その復旧工事や修繕作業で頑張っています
その工事量が多すぎて人や重機が不足しているのが現在の群島内建設業界だと思います
地域によっては、「台風で屋根が飛ばされて、修理したいんだけれども、職人さんがいない」 なぁんて事がここ何ヶ月も続いています
話を戻しますが、「国家強靭化基本法案」で、公共投資額が増え、デフレ解消というのは、大賛成ですが、前述のような事が懸念されます
この法案と平行に技術者創出の働きかけをしていかないといけません
この働きかけは業界が中心となって行っていくべきなんだと思っています
技術や経験を必要とする建設業界では、それなりの技術者になるためには、各職種にもよりますが、最低3年程度は必要
向こう3年で考えれば、まだまだ被災地の復興需要や消費税増税前の駆け込み需要も予想され、技術者不足の問題解決は急務なんですね
またまたお話は脱線しますが、一つ例を挙げてみますと
私が暮らしている「徳之島町」には建築屋さんの団体があります
私の会社も建築屋さんなので、その団体に所属しています
年に一回、地元の小学校や中学校の修繕をボランティアで行っています
団体を構成する、会員で協力し合って、修理したりするんですね
素晴らしい取組だと思います
来年はここに一工夫を加えて、その作業に学校職員やPTA関係者、そしてなにより子ども達を一緒に参加させて、みんなで協力し合って作業する というのを提案しています
その目的は、学校職員やPTA関係者の方々に、維持修繕のポイントを理解してもらい、永く大切に建物と付き合っていけるようになると考えますし、子ども達が業界に触れる事によって、まず興味を持ってもらえると思うんです
危険な作業は、ちゃんと配慮をすれば、可能だと思いますね
年々、業界離れが進んでいますので、一人でも「将来の夢は大工さん!!」 なぁんて子ども達が言ってくれれば、万々歳
こういった地道な働きかけが重要だと思いますね
気長な取組ではありますが、こういう取り組みがかなり効いてくるんだと思います
未来の業界をになっていく方々へのアクションを心掛けます
今日は長文になりました
この辺で独り言は終りにしますね
では!!


〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津2960番地
TEL 0997-83-0106 FAX 0997-83-0373
HP http://tomi-kensetsu.jp/ Mail info@tomi-kensetsu.jp

鹿児島県 ブログランキングへ

久し振りの投稿です

先週末の日曜日は総選挙がありましたねぇ

見入ってしまいました

自公政権になるのは必至

今年の6月に自民党が国会に提出した「国家強靭化基本法案」について、昨日のテレビでも取り上げられていましたが、今日はその事についての独り言・・・・

10年間で200兆円なんていわれていますね

バラマキ批判等の意見も出ているようですが、東日本大震災を踏まえ、災害に強い国づくりを目指し、雇用創出によるデフレ脱却を図るものです

建設業は仕事が増えていいね!! なぁんて事の話ではなくて、業界の今後の課題点みたいな内容ですね

まずは、業界の現状から・・・・・・

ここ近年の建設投資額は年々減少していますが、国内総生産(GDP)に占める建設投資の割合は、平成2年度が18.1%と一つのピークでした


投資額で見ると、平成8年度の82.8兆円が最大でした
建設投資の内容には民間建設投資と政府建設投資があり、土木工事を主体とする政府建設投資は、近年極端に減ってきています

また、2009年からはリーマン・ショックの影響もあって民間部門も急激に減少しています

世界に名立たる優良企業でも、工場の設備投資を途中で止めたり、発注した工事の工期を延ばしたりという状況ですので、ここ近年は落ち込んでいるんですね

建設会社の数を見ると、建設業の許可業者数は過去60万社あった時代もありますが、今は50万社程度に減りました


その中を見ますと、大臣許可を受けている会社が約1万社、知事許可の会社が50万社ほどの構成です

一つの都道府県の中だけで仕事をする知事許可の会社が多く、全国をまたいで仕事をしている大臣許可の会社は案外少ないわけです

次に建設業の就業者数ですが、建設業の就業者数と業者数は同じような推移を辿っており、ピーク時に約700万人いた建設従事者が、今は550万人くらいになっています


つまり、建設投資が減って、年々業者数も就業者も減っているというのが建設業の今の状況です

少し話は脱線しますが、今年の奄美群島は台風により甚大な被害が発生しました

農産物は勿論ですが、建物や道路もあちらこちらで破損し、その復旧工事や修繕作業で頑張っています

その工事量が多すぎて人や重機が不足しているのが現在の群島内建設業界だと思います

地域によっては、「台風で屋根が飛ばされて、修理したいんだけれども、職人さんがいない」 なぁんて事がここ何ヶ月も続いています

話を戻しますが、「国家強靭化基本法案」で、公共投資額が増え、デフレ解消というのは、大賛成ですが、前述のような事が懸念されます

この法案と平行に技術者創出の働きかけをしていかないといけません

この働きかけは業界が中心となって行っていくべきなんだと思っています

技術や経験を必要とする建設業界では、それなりの技術者になるためには、各職種にもよりますが、最低3年程度は必要
向こう3年で考えれば、まだまだ被災地の復興需要や消費税増税前の駆け込み需要も予想され、技術者不足の問題解決は急務なんですね

またまたお話は脱線しますが、一つ例を挙げてみますと
私が暮らしている「徳之島町」には建築屋さんの団体があります

私の会社も建築屋さんなので、その団体に所属しています

年に一回、地元の小学校や中学校の修繕をボランティアで行っています

団体を構成する、会員で協力し合って、修理したりするんですね

素晴らしい取組だと思います

来年はここに一工夫を加えて、その作業に学校職員やPTA関係者、そしてなにより子ども達を一緒に参加させて、みんなで協力し合って作業する というのを提案しています

その目的は、学校職員やPTA関係者の方々に、維持修繕のポイントを理解してもらい、永く大切に建物と付き合っていけるようになると考えますし、子ども達が業界に触れる事によって、まず興味を持ってもらえると思うんです

危険な作業は、ちゃんと配慮をすれば、可能だと思いますね

年々、業界離れが進んでいますので、一人でも「将来の夢は大工さん!!」 なぁんて子ども達が言ってくれれば、万々歳

こういった地道な働きかけが重要だと思いますね

気長な取組ではありますが、こういう取り組みがかなり効いてくるんだと思います
未来の業界をになっていく方々へのアクションを心掛けます

今日は長文になりました

この辺で独り言は終りにしますね

では!!

〒891-7101 鹿児島県大島郡徳之島町亀津2960番地
TEL 0997-83-0106 FAX 0997-83-0373
HP http://tomi-kensetsu.jp/ Mail info@tomi-kensetsu.jp

鹿児島県 ブログランキングへ
![]() |
大島郡徳之島町 建築工事 |